全国の名店を食べ歩いているブログ管理人の私です。今回は、ずっと楽しみにしていた白金台の話題店「TACUBO 白金台」に伺った際の訪問記をお届けします。
訪問前、私も「コースではなくアラカルトでどんなメニューが楽しめるのだろう?」「ワインペアリングの相性や店内の雰囲気は敷居が高すぎないかな?」と気になって、夜な夜なSNSや口コミを探していました。特に予算が¥30,000~¥39,999という特別な日の価格帯だからこそ、事前にしっかり体験者のリアルな声を知っておきたいですよね。
結論から言うと、その不安は一気に吹き飛び、期待をはるかに超える素晴らしい一夜となりました。2025年10月に実際に私が足を運び、撮影した14枚の写真とともに、アラカルト注文の臨場感とワインペアリングの洗練された世界観をたっぷりとお伝えします。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
TACUBO 白金台の基本情報
まずは、「TACUBO 白金台」の店舗情報を一覧表にまとめました。白金台駅から歩いてすぐの静かなエリアに位置しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | TACUBO 白金台 |
| ジャンル | イタリアン、パスタ、ワインバー |
| 所在地 | 東京都港区白金台4-19-21 白金イガックスビル B1F |
| 最寄駅 | 白金台駅 |
| 食べログ点数 | 4.06(訪問時) |
| 予算の目安 | ¥30,000~¥39,999 |
| 訪問時期 | 2025年10月 |
※料金・営業時間・定休日・メニュー内容は変更される場合がありますので、訪問前に必ず公式サイトや食べログで最新情報をご確認ください。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
舞台のような空間で味わう「TACUBO 白金台」訪問レビュー
かつてここには「ビッフィテアトロ」という優雅なクラシカル・リストランテがありました。しかし、一歩足を踏み入れると、そこはまるで別の世界線のような空間へと変貌を遂げていました。
店内は、土のような温もりを感じさせる漆喰の壁に優しく包まれています。その中央に鎮座するのは、圧倒的な存在感を放つ大きな木製の長テーブル。シェフと客が空間と時間を共有し、距離を超えて呼吸を合わせるようなライブ感に満ち溢れており、まるでひとつの「舞台」に招かれたかのような心地よい緊張感と胸の高鳴りを覚えました。
今回は、自由度の高いアラカルトで前菜3皿、パスタ2皿、メイン1皿の計6皿をオーダー。さらにワインはグラスで6種、料理1皿ごとに合わせたペアリングでお願いすることにしました。選ばれるグラスワインはどれも日替わりとのことで、自然派を中心にバランスと香りに徹底的にこだわったセレクションでした。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
1皿目:まぐろのタルタルブルスケッタ × アルザスのクレマン「Mersiol Extra Brut」
最初の一杯として注がれたのは、アルザスのクレマン「Mersiol Extra Brut」。シャルドネとピノブランのブレンドによるスパークリングです。グラスの中で弾ける細やかな泡立ちが実に心地よく、口に含むと爽やかなミネラル感が広がり、一気に食欲が呼び覚まされます。
これに合わせたアミューズ・前菜が「まぐろのタルタルブルスケッタ」です。一口食べた瞬間に驚かされたのは、酸味と塩味の緻密な計算と設計の美しさ。タルタルに添えられた香草の爽やかな香りが、クレマンの持つ綺麗な酸と見事に寄り添い、最高のアペリティフとなりました。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
2皿目:焼き秋刀魚とレンコンのソース × 抽象画エチケットの白ワイン
続いて運ばれてきたのは、エチケットに描かれた抽象画がとても印象的なボトルの白ワイン。ふくよかでグリップ感のあるしっかりとした味わいの白ワインです。
料理は、旬の素材を生かした「焼き秋刀魚とレンコンのソース」。香ばしく焼かれた秋刀魚に、レンコンの優しく複雑なソースが絡み合います。香味野菜のアクセントが絶妙な和の余韻を残しており、単なるイタリアンにとどまらない、フレンチと和、そしてイタリアンの境界線を軽やかに越えていくようなこの店らしい表現力を感じました。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
3皿目:キャビアをたっぷりのせた冷製カッペリーニ × テルランのゲヴュルツトラミネール
3皿目の前菜は、視覚的にも非常に華やかな「キャビアをたっぷりのせた冷製カッペリーニ」です。
ペアリングされたのは、イタリア北部テルランのゲヴュルツトラミネール。グラスから立ち上るライチや白胡椒のような官能的な香りに思わずうっとりしてしまいます。キャビアの持つ贅沢でくっきりとした塩味の輪郭に対し、ワインの華やかでエレガントな果実味が重なり合い、見事な融合を見せてくれました。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
4皿目:ポルチーニのタヤリン × ギヨモ・ミシェル「Quintaine 2018」
パスタの温皿として登場したのは、秋の味覚の王様・ポルチーニ茸をふんだんに使った手打ちパスタ「タヤリン」です。
皿から立ち上るポルチーニの濃厚な香りと、バターとチーズの上質な旨みが太く口の中に広がります。これに合わせたのは、ブルゴーニュの生産者ギヨモ・ミシェルの「Quintaine 2018」。ナチュラルでありながらも芯の通った骨格のある味わいで、力強いポルチーニパスタの深みを一段も二段も引き上げてくれる素晴らしいペアリングでした。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
5皿目・メイン:薪火で焼き上げた牛肉 × 熟成赤ワイン
そしてこの夜のハイライト、メインディッシュは「薪火で焼き上げた牛肉」です。薪の炎でじっくりと火入れされた肉は、表面が実に香ばしく、中心部はしっとりと美しいグラデーションを描いており、そのコントラストは完璧の一言。
付け合わせの焼き野菜が持つほのかな苦味が、牛肉の脂の甘みと赤ワインの深みある余韻に見事に響き合います。最後の一口までお皿の温度と香りの緊張感が一切途切れることなく保たれており、感動的な締め括りとなりました。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
TACUBO 白金台の正直な感想(良かった点・気になった点)
実際に体験して感じた満足感と、訪問にあたって事前に知っておくべきポイントを整理しました。
良かった点
- 徹底された世界観とライブ感:漆喰の壁と大きな木製テーブル、薪火の香りが一体となり、空間全体で食を楽しめる。
- アラカルト注文の自由度の高さ:自分好みの構成(前菜3、パスタ2、メイン1など)でコースを組めるワクワク感がある。
- 精密なワインペアリング:自然派を中心に、各料理の塩味・酸味・香りに寸分たがわず寄り添うグラスワインの選定が秀逸。
- 素材の魅力を引き出す調理技術:「火」と「発酵」、そしてお皿の「余白」を計算し尽くした繊細な味わい。
気になった点
- 予算が高め設定:飲食代の目安が¥30,000~¥39,999と決してお安くはないため、特別な日の利用向き。
- 予約難易度の高さ:食べログ4.06という超高評価店のため、希望の日時で席を確保するのが非常に難しい。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
これから行く人へのアドバイス&予約のコツ
「TACUBO 白金台」にこれから訪問される方は、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。
予約について:
非常に人気が高いため、予約受付の開始日時を事前にチェックし、予約サイトで早めに動くことが必須です。キャンセル待ち枠や遅い時間の枠も諦めずに確認してみてください。
注文の組み立てについて:
コースだけでなくアラカルトで注文できるのが大きな魅力です。スタッフの方と相談しながら、旬の食材を使った前菜や温かいパスタ、メインの薪火肉をバランスよく組み立てると、より満足度の高い体験になります。ワイン好きな方なら、ぜひグラスでのペアリングをお願いしてみてください。

出典:食べログ(撮影:筆者(lala75)/食べログの口コミより)
まとめ:名店の新章を感じさせる特別な一夜
全体を通してみると、料理、ワイン、そして空間のトーンが見事に統一されており、「火」と「発酵」、そして「余白」を意識した静かで強い構成力に終始圧倒されました。
クラシックなイタリアンを土台にしっかりと持ちながら、今の時代の空気感を巧みにまとう「TACUBO」の新章。白金台という街の静けさの中で、料理人の情熱が静かに燃えるような素晴らしい一夜を過ごすことができました。
決して安くはありませんが、それ以上の価値と感動がある素晴らしい名店です。また季節を変えて、自分へのご褒美に必ず再訪したいと思います。
お店の最新情報と出典
TACUBO 白金台の営業時間・定休日・メニュー・料金は変更されることがあります。訪問前に必ず食べログの店舗ページや公式サイトで最新の情報をご確認ください。本記事は筆者が実際に訪れたときの感想であり、感じ方には個人差があります。
- 店舗情報の出典:TACUBO 白金台 – 食べログ
- 写真・口コミの出典:筆者本人が投稿した食べログの口コミ(lala75)
- 地図の出典:Google マップ
